テント倉庫を新設で建てる場合、規模や形状、シートンの種類で異なります。ここでは、テント倉庫の新設にかかる大体の費用目安をご紹介しています。
基礎、鉄骨、生地で構成される大型のテント倉庫の新設では、確認申請も含めて1か月半から2か月ほどで建てられます。
シンプルな構造で、資材もプレハブ建築やシステム建築などと比較しても安価。不要になってしまった際の撤去や移設は容易で、敷地内のレイアウトに変更に対応しやすいです。
その価格は、1m2あたり3万前後から10万円前後と会社によって差があります。また、防炎生地や不燃生地などシートの素材によっても変わります。
テント倉庫にはDIYで自分で建てることも可能な小型サイズもあり、その場合では施工費がかかりません。組み立て設計なので分解や収納、移設など自由に簡単にできるのも良いところ。ただ、テント倉庫では建設サイズが大きいほど1m2あたりの価格は安くなる傾向にあります。
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固定した鉄骨の骨組みに膜材を被せた倉庫を「固定式テント倉庫」と言います。物品の保管に用途を限定することで、プレハブなどの建築物と比べて法的な基準が緩和され、コストダウンが見込めます。
※素材によって異なるため、公式サイトでは具体的な金額が載せられず、要問合せとしている場合が多いです。
壁を設けず、柱と屋根のみのシンプルな構造にしたものが「上屋荷捌きテント」です。雨を避けて、日差しを遮るために導入されます。
荷捌き場やトラックターミナルなど荷物を仕分けして積み込む用途としての事例が多いものの、スポーツ施設で導入される例もあります。
※素材によって異なるため、公式サイトでは具体的な金額が載せられず、要問合せとしている場合が多いです。
ジャバラ式に伸び縮みさせたり、本体を移動させたりできる仕様のテントを「可動式テント倉庫」と呼びます。
使用しないタイミングでは小さくできるため、スペースを有効活用できます。移動しながら作業する工事現場との相性も◯です。
※素材によって異なるため、公式サイトでは具体的な金額が載せられず、要問合せとしている場合が多いです。
通常のテント倉庫とは異なり、積雪テントでは固定荷重、積載荷重、風圧力、地震力などの他、積雪荷重の強度も計算する必要があります。積雪荷重はエリアごとに基準が決められており、非積雪地の構造に比べて太く肉厚な強度の高い材料が必要です。
屋根の形状にも決まりがあり、通常であれば約2寸勾配ですが積雪テントでは3寸~4寸勾配。また、雪が滑り落ちやすい生地を使用するなど、強度を考えたコスト分が価格が反映されがちです。
建築エリアや垂直積雪量によって設計が異なるため、公式サイトでは具体的な金額は載せず要問合せの場合が多いです。
テント倉庫では、建てた後にメンテナンスや光熱費、そして税金がかかります。
テント生地は消耗品になるため、耐用年数での修理・張替えが必要。大体、新設時の価格の4分の1~3分の1程度となっています。防炎生地や不燃生地など、種類によって価格が異なります。
透過性が高いシートを使っていたり、明り取り用の窓、またはカーテン式の扉で採光が取りやすいテント倉庫の場合では、照明器具が不要の場合も。ライトや空調などはオプションで用意されていることがおおいので、その設置費用だけでなく光熱費や電源を確保するための工事についても検討する必要があります。
テント倉庫も建造物としての固定資産税がかかります。市役所による実地調査がおこなわれています。
テント倉庫の建設にかかる費用は、規模や材料、エリアなど条件によって変わってきます。最終的に見積もりを取ってみないと分からないので、一定水準の品質を越えた企業から見積もりを取り、実際に費用感が合うかどうかを見てみましょう。
画像引用元:高島公式HP
(https://tak-sheethouse.jp/)
画像引用元:太陽工業公式HP
(https://www.tentsouko.com/guide/)
画像引用元:岸工業公式HP
(https://www.kishikogyo.co.jp/)
画像引用元:山口産業公式HP
(https://membry.jp/)
【選定条件】
2023年2月15日時点のGoogle検索「テント倉庫 メーカー」(全11P,101件)で公式HPが表示された38社の中から
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