お客様の業種や利用目的に応じて、寸法や柱の位置、開口部の位置など細部にわたって調整できるのがオーダーメイドのテント倉庫。テント倉庫にオプションをつけることで、より利便性を向上させられます。
基本的にテント倉庫の出入口は1つですが、2つ以上の出入口を設けることが可能です。例えば、テント倉庫の両端に出入口を設置すれば、倉庫としてだけでなく通路としても利用できます。
側面に出入口を追加すると、隣接するテント倉庫間での荷物の搬出入をよりスムーズに行えるメリットも。ただし、出入口の設置には構造上の制約があるため、事前に確認が必要です。
テント倉庫の出入口には、「両引き戸」「カーテン扉」「シャッター」など、さまざまな扉のオプションがあります。
両引き戸は操作が簡単でコストも低いため、一般的によく選ばれる選択肢です。一方、カーテン扉は開口部を広く取れるため、大きな物の出入りが多い場所に適しているオプション。シャッターは堅牢性が高く防音や防犯に優れているため、貴重品や重要な物資の保管場所に適した扉種類です。
出入口や窓にひさしを取り付けると、入退室時の雨や西日・直射日光を防ぐことができます。倉庫内にデリケートな物資を保管する場合に有効で、ひさしはテント倉庫内部をより快適な環境に保つための、重要なオプションと言えるでしょう。
雨どいは雨水が軒先から直接地面に落ちるのを防ぎ、倉庫内や外壁を水ハネから守ります。雨量の多い地域でテント倉庫を設置する場合や、保管物を濡らしたくない時に有効なオプションです。
また、雨どいを設置することで外壁に雨の筋がつくのを防ぎ、見た目の劣化を遅らせる効果も。雨どいによって受けた雨水は地面にすみやかに流れるため、建物周辺の水はけ改善も期待できます。
テント倉庫内部の温度管理に換気扇は欠かせません。テント倉庫は基本的に断熱材が使われていないため、夏場は内部温度が50℃に達することもあります。作業環境の改善や保管物の保護に、換気扇設置が非常に効果的です。自然式と電動式の2種類があるので、テントのサイズや用途に応じて選択しましょう。
自然式は風力で動作し、電力を消費しないため経済的ですが、強制的な換気が必要な場合には電動式の設置がおすすめです。電動式は天候に左右されずに一定の換気能力を確保できるため、湿気に敏感な物資の保管に適しています。
テント倉庫内は自然光が入りにくいため、作業を効率的に行うためには照明の設置が必要です。LED照明や水銀灯などさまざまな照明器具が使用可能で、テント倉庫の用途やサイズに応じて適切な照明を設置するとよいでしょう。採光窓を併用することで日中の照明使用を抑えられるので、光熱費の削減にも寄与します。
テント倉庫に窓を設置すれば効果的な換気や採光が可能です。サッシ窓は開閉できるので空気の流通を助け、必要に応じて外の光を取り入れます。採光窓は日中でもテント倉庫内を明るく保てるので、光熱費の削減にも繋がるのが魅力的。どちらの窓もテント倉庫の機能性を高め、快適な作業環境や保管環境を提供してくれるオプションです。
【選定条件】
2023年2月15日時点のGoogle検索「テント倉庫 メーカー」(全11P,101件)で公式HPが表示された38社の中から
・日本膜構造協会の正会員、工場認定を受けている
・全国対応を公式HP上に明記している
4社をピックアップして紹介しています。