テント倉庫の用途のひとつに、防災用があります。日本は自然災害が多い国で、豪雨や台風、地震などの災害に対処が必要です。臨時で必要なスペースを素早く確保するためには、仮設テントの設置が重要です。また、安定した事業を行うには、災害が起きたときにもリスクが少ないテント倉庫を利用しておくという観点も必要となるでしょう。ここでは、防災テントの必要性や事例を紹介しています。防災テント選びの参考にしてください。
テント倉庫は、他の建築による建物とは異なり、短工期・低コストで設置することができます。一時的な保管目的や作業場の確保を目的としたテント倉庫でも、安全性などの品質が担保されていることが大切です。まして、防災用のテント倉庫であれば、さらに性能や品質が重要になります。台風などの災害に耐え、安全に保管場所として機能するためには、信頼できるメーカーを選んでください。ひと昔前のテント倉庫は、壊れやすいイメージがありましたが、技術が進歩したためしっかりとしたメーカーなら、丈夫なテント倉庫の建設が可能です。
防災テント倉庫は、大きく2種類あります。ひとつは、災害によるリスクを軽減するためのテント倉庫です。特に日本は、台風被害が多く発生します。金属の骨組みに膜となる生地を被せた膜構造になっているテント倉庫は、台風による倒壊や屋根の飛散などのリスクを軽減することが可能です。
もうひとつは、災害時に仮設するテント倉庫があります。最近では、新型コロナの対応をする医療用テントが記憶に新しいのではないでしょうか。他にも、避難所として使用するテントや災害時の対応本部として使用するテントなどがあります。
新型コロナワクチンの接種対応用エアーテントです。ワクチン接種後の一定期間の待機場として運用するため納品されました。採光と換気の用途になる小窓や内部の間仕切りがついています。病院名と「待機場」という文字を印字して、利用者への分かりやすさも考慮されています。新型コロナ関連では、ワクチン接種の他に、発熱患者の対応などで数多くの防災テントが利用されました。こちらのテントもそんな災害級の感染症対策に使用された防災テントのひとつです。
大きさ | Mサイズ(4m×L5m) |
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施工会社 | 山口産業株式会社 |
消防局に緊急時使用用として納入されたエアーテントです。事前にデモ実演を実施。特注色を使用して、消防施設であることを遠目からも確認できるようにしています。緊急時に消防対応を円滑にするための防災の要となるテントです。
大きさ | 5m×6m |
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施工会社 | 山口産業株式会社 |
災害・震災時に避難所として使用できるテントです。4人のベッドを収容できます。フレームは軽量アルミパイプを採用。天幕はバックル固定式で、誰でも簡単に組立できます。ファスナー式の開閉でプライベート空間を確保可能です。8人分のベッドを収容できる大きなサイズも用意。8人用のテントは通路も比較的余裕があります。災害時の精神的な不安を軽減して、集いの場としても使用できます。情報交換や人とのふれあい、会話をする場所としての活用はもちろん、指令本部としての活用も可能です。
大きさ | 2.68m×3.56m |
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施工会社 | 株式会社マルヤマキャンバス |
災害時や緊急医療用に使用できるテントです。4人のベッドを収容して移動できる余裕があります。専用設計の一体型フレーム構造で、間違いなく簡単に組立可能。横方向のパイプをなくし、広い空間を確保しています。幕体が一体型のため、広げるだけで組み立てられます。2カ所に窓を設置。二重窓になっています。正面入り口脇にポケットがあり、プレートを入れ替えて用途の提示が可能です。
大きさ | 3.0m×4.0m |
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施工会社 | 株式会社マルヤマキャンバス |
画像引用元:高島公式HP
(https://tak-sheethouse.jp/)
画像引用元:太陽工業公式HP
(https://www.tentsouko.com/guide/)
画像引用元:岸工業公式HP
(https://www.kishikogyo.co.jp/)
画像引用元:山口産業公式HP
(https://membry.jp/)
【選定条件】
2023年2月15日時点のGoogle検索「テント倉庫 メーカー」(全11P,101件)で公式HPが表示された38社の中から
・日本膜構造協会の正会員、工場認定を受けている
・全国対応を公式HP上に明記している
4社をピックアップして紹介しています。